<Q&Aシリーズ>バッカルファット除去すると、将来頬がコケますか?
いただいた質問に答えていくシリーズ、今回はバッカルファット除去について。
先日tiktokにバッカルファットの術中動画を投稿しました。
この動画にいただいた質問にお答えします。
バッカルファット除去術のbefore、afterの症例はこちら。
https://www.instagram.com/p/B_jRtH1Hy_V/
バッカルファット除去術をして頬がコケる可能性はありますが、慎重に症例を選び、適切な量をとればコケることはありません。
クリニックの中には、「バッカルファットをすると頬がコケるので、最初から脂肪注入とセットにしてフェイスラインを整えるプラン」を勧めるところがありますが、最初からセットでなくて良いと思います。
頬がコケる可能性は低いですし、コケたらそのときに脂肪注入を検討したら良いと思います。
<Q&Aシリーズ>鼻を高くするのに、プロテーゼとヒアルロン酸注入とどちらが良いか。
いただいた質問に回答していくシリーズ、今回は鼻を高くする方法について。
隆鼻術
鼻根部を高くする隆鼻術で多く行われる方法は、プロテーゼ挿入とヒアルロン酸注入の2通りあります。
それぞれの方法のメリットとおすすめの人について解説していきます。
プロテーゼ
シリコン製のプロテーゼを鼻筋に入れて高さを出します。
ヒアルロン酸と違い吸収されないため、半永久的に高さを出すことができます。
鼻の穴の中から挿入するので、傷も目立ちません。
鼻先まであるプロテーゼを挿入すれば、鼻根部から鼻先まで高さを出すことができます。
ダウンタイムは1~2週間程度。内出血や鼻根部の腫れが起こることがあります。
ダウンタイムが取れて、シリコンを入れること自体に抵抗がなければ、ほとんどすべての方におすすめできる施術です。
ヒアルロン酸注入
シリコンの代わりにヒアルロン酸を注入して高さを出します。
細い針で皮膚の表面から入れていきます。
注射部位に少量の内出血が出る場合がありますが、ダウンタイムはほぼありません。
価格も5万円程度から入れることができて、プロテーゼと比べるとかなり安価です。
プロテーゼより気軽に入れることができます。
ヒアルロン酸は1年~数年で徐々に吸収されるため、高さを保つには定期的な注入が必要になります。
質問への回答
ダウンタイムが取れるのであれば、プロテーゼがおすすめです。
ヒアルロン酸のように繰り返し入れる必要がないので、長期的にはコストを抑えることができる可能性があります。
鼻根のみでなく、鼻先まで変化を出すことができることもメリットがあります。
ヒアルロン酸は、お手頃な価格で試したい方や、プロテーゼを入れることに抵抗のある方におすすめです。
<Q&Aシリーズ>入れ墨を完全に消すことはできますか。
いただいた質問に回答していくシリーズ、入れ墨除去手術に関して。
最近、若い人のタトゥーが増えている印象があります。
タトゥー彫り師にかわいいデザインで入れてもらったり、中には自分で墨汁などで入れ墨を入れる場合も増えています。
そこで、よくいただく質問が、今回の質問です。
では、解説していきます。
タトゥーの除去手術の種類は?
タトゥーの除去手術には大きく分けて2つあります。
①レーザー治療
②皮膚切除
それぞれのメリット、デメリットをみていきましょう。
①レーザー治療
レーザー治療のメリットは、皮膚切開が不要で、縫合・抜糸が不要なこと。
施術時間が短く、切開後の傷跡もできません。皮膚切除でとることができない大きなタトゥーも消すことができます。
デメリットは、回数が必要なこと。
自分で浅い層にいれたタトゥーであれば、数回の照射で薄くなりますが、プロの彫り師に入れてもらったタトゥーは薄くするまで、5回以上かかることがあります。
また、レーザーは黒や青にはしっかり反応しますが、それ以外の赤や緑などには反応が悪く、これらの色も回数が多くなる原因になります。
また、ほとんど色味がなくなっても、元のタトゥーの部分が白くなり、うっすら柄が分かることが多いです。
②皮膚切除
皮膚切除のメリットは、1度で切除可能な大きさであれば、1度で除去できること。
傷跡はできますが、元のタトゥーの柄は残りません。
デメリットは、除去できる大きさが限られること。切除したあとに皮膚を寄せて縫い合わせることができる大きさまでしか除去できません。
質問への回答
入れ墨は切除できる大きさであれば、切除することで完全に消すことができます。
ただし、縫い合わせた傷跡は残ります。
レーザー治療であれば、大きなタトゥーにも対応できますが、完全に柄が分からなくなることは少ないです。
<Q&Aシリーズ>ワキガの原因と治療方法を教えてください② 治療編
いただいた質問に回答していくシリーズ、今回はワキガについて②。
治療編です。
治療法は大きく分けて4種類あります。
順に解説していきます。
ワキガの治療方法
1、ボツリヌストキシン注射
わきが・多汗症には手術が良いのはわかるけれど踏み出せない。そんな方におすすめの治療です。
臭いの原因となる汗の分泌を抑えます。
効果は半年ほど続きます。夏の暑い時期に臭いが気になる方は、春ごろに注射すれば、1シーズンに1回の注射で済むこともあります。
ダウンタイムは、ほとんどありません。
2、剪除法、吸引シェービング法
これは、皮膚の裏にあるアポクリン汗腺を除去する方法です。
剪除法は腋の皮膚を3~4cm切開し、皮膚の裏のアポクリン腺を直接見ながら切除します。すべての治療法の中で、最も効果が高いとされています。
治療時間は30~60分ほどで、効果は半永久的です。
吸引シェービング法は、数mm皮膚を切開し、そこから吸引管を挿入してアポクリン腺を吸引除去します。傷が小さく目立ちにくメリットがありますが、剪除法と比べると効果が劣る傾向にあります。
こちらも、治療時間は30~60分ほどで、効果は半永久的です。
どちらも、アポクリン腺と同時に毛根も除去するので、腋毛が薄くなります。
3、ミラドライ
電子レンジと同じマイクロ波を照射し、アポクリン腺を破壊します。
傷ができないメリットがあります。
1回で臭いが十分に改善せず、数回の施術が必要になる場合があります。
4、レーザー脱毛
レーザー脱毛することで、毛がなくなり、毛の付属機器であるアポクリン腺も減少します。これにより、ワキガも改善します。
組み合わせることも
上記の方法を組み合わせることもあります。
思春期の腋毛が生えてくる時期にワキガを発症することが多いです。
腋の永久脱毛を希望される場合、永久脱毛を先にして、ワキガの改善が十分に得られなければボツリヌストキシン注射や手術を追加するといった組み合わせです。
自分にあった治療法を選ぶためには、医療機関で相談してみてください。
<Q&Aシリーズ>ワキガの原因と治療方法を教えてください① 原因編
いただいた質問に回答していくシリーズ、今回はワキガについて。
自分や他人のワキガの臭いで嫌な経験をしたことはありませんか。
ワキガは放置して治るものではありません。
ワキガ対策用のデオドラントや制汗剤が多く存在しています。
永久的に毎日こまめに塗り続けなければならないという面倒臭さと、買い続けなければならないのでコストもかかります。
ワキガ治療をすると、その日から臭いが改善するので、デオドランドや制汗剤に頼る必要が少なくなります。
お財布にも優しく、何より臭いがなくなったことで自分に自信がつきます。
この機会に、ワキガの原因と治療法について学んでいきましょう。
ワキガ症(腋臭症)とは
脇の下から通常の汗の臭いと違った特有の臭いを発する症状のことです。
通常、思春期から臭いが強くなります。
日本人の10人に1人が発症するといわれていますが、その程度は個人差があります。
ワキガの原因は?
ワキガの原因はアポクリン汗腺から分泌される汗です。
この汗に含まれている少量の脂肪酸が皮膚の細菌によって分解されて、悪臭を発するといわれています。
アポクリン汗腺は腋窩以外に外耳道や陰部にも存在します。そのため、すそワキガという陰部のワキガ症を一緒に持っていたり、耳垢が湿っていたりする場合があります。
ワキガの自己チェック
嗅覚には慣れがあり、同じ臭いをずっと嗅いでいると臭いを感じにくくなります。
したがって、ワキガを臭いで自覚できるひとは多くありません。
ワキガは、遺伝することも多いので、ご家族も同様の症状を持っていることがあり、この場合にはご家族から指摘してもらうのも難しいことがあります。
ワキガを疑うチェック項目を下にお示しするので、気になる方はチェックしてみてください。
1、家族や親戚にワキガの人、またはワキガ手術を受けた人がいる。
2、自分の腋のニオイが気になりだした年齢は小学校高学年から20歳くらいまでの間である。
3、シャツに黄色い汗染みができる。
4、汗をかいた後にニオイが増強する。
5、耳垢(みみあか)が湿っている。
複数あてはまる場合には、気が許せる知人や医療機関に相談してみても良いかもしれません。
自分でやって良かった。おすすめ美容医療3選!
今回は、自分やって良かった。おすすめ美容医療3選を紹介します!
第3位 ボツリヌストキシン注射
表情を作ることでできるしわを改善させることができるのが、ボツリヌストキシン注射です。
ボツリヌストキシンを表情筋に注射すると、1週間程度で表情筋が動きにくくなります。これによって、皮膚にしわがよりにくくなり、すでに刻まれたしわも徐々に薄くなります。
人気の部位は、額、目じり、目の下です。
マスクをつけても見える部位は、できるだけしわを少なくしたいもの。
わたしも額にくっきり3本しわがありましたが、ボツリヌストキシン注射をして1か月程度でしわがなくなり、オデコがツヤッとしました。
効果は一時的で、半年に1回程度の注射が必要になりますが、リピーターが多く人気の施術です。
第2位 溶ける糸リフト(TCB式小顔美肌再生)
これは、先日記事にしました。
今の状態からたるみを改善して、リフトアップ、小顔効果を得ることはもちろん。
リフトアップした状態で糸の周りにコラーゲンが生成され、糸が溶けた後もコラーゲンの支えが残ります。
これによって、数年数十年後のたるみ予防にもなります。
肌の張りも出て、これもやって良かったです。
5歳くらい若返った実感があります。
第1位 医療脱毛
自分でやって良かった美容医療 第1位は脱毛です。
青ひげには学生のころから、ずっと悩んでいました。
ひげが無いだけで、見た目もよくなるし、毎朝のひげ剃りが要らなくなるのは、メリットが大きすぎます。
ミニマリストとしては、シェーバーやシェービングフォームを手放すことができるのは、とてもうれしかったです。
ひげ剃り負けで肌が荒れる心配もなくなりました。
ひげ以外も脱毛しました。これもとても良かったです。
ツルツルの腕と足は、女性でなくとも清潔感があり、毎日こころが踊ります。
最後にVIO脱毛もおすすめです。
特にOライン(おしり回り)の毛は絶対不要だと思います。
最近では、老化して介護を受けることになった場合に備えて、VIOを脱毛する「介護脱毛」も人気です。
脱毛直後にお肌がかゆくなるときは、まずは保湿がおすすめです。
医療脱毛であれば、かゆみに合わせて様々な薬剤を処方してくれることもあります。
脱毛するなら、効果とアフターフォローとを考えて、エステより医療脱毛を選びましょう。
<Q&Aシリーズ>毛嚢炎、ニキビができたら脱毛はできないですか?
いただいた質問に回答していくシリーズ、今回は脱毛と毛嚢炎、ニキビについて。
毛嚢炎、ニキビができたら脱毛はできないですか?
脱毛は男女ともに人気のメニューです。
若いうちにすることで、その後の毛の処理が不要になるので、早めの処置がおすすめです。
一方で、若いうちはニキビに悩まされることも多いです。
成人でも、背中や顔の毛穴が赤くなる(毛嚢炎)ができたり、まれにニキビができたりすることがあります。
そこで、よくいただく質問が今回の内容です。
毛嚢炎、ニキビがあっても脱毛は可能。
赤みがある毛嚢炎やニキビにレーザー照射をすると、レーザーが赤みに反応して炎症を起こします。火傷や色素沈着につながるので、直接当てることはできません。
毛嚢炎やニキビをさけて照射することは可能です。
照射部位全体に毛嚢炎がある場合には照射ができない場合があります。
ニキビ跡には照射が可能。
ニキビ跡に色素沈着がなく凸凹しているだけなら、ニキビ跡の部位にもレーザー照射が可能です。
また、ニキビ跡の凸凹はフラクショナルレーザーで改善できるので、相談してみてください。
美容外科ではニキビ治療をしているところもある。
美容外科や皮膚科などの医療機関では、塗り薬や内服薬、ピーリングなどによるニキビ治療が可能なところもあります。
ニキビを繰り返す方は、ニキビ跡を残さないためにも、医療機関を受診することをおススメします。
脱毛で皮膚疾患が改善することがある。
脱毛を行うと毛穴が引き締まり、毛嚢炎やニキビになりにくくなることがあります。
毛穴がプツプツと目立つ毛孔性苔癬も脱毛で改善することが多いです。
その他の皮膚のトラブルのある方は、エステより医療機関での脱毛をおすすめします。