<Q&Aシリーズ>ワキガの原因と治療方法を教えてください① 原因編
いただいた質問に回答していくシリーズ、今回はワキガについて。
自分や他人のワキガの臭いで嫌な経験をしたことはありませんか。
ワキガは放置して治るものではありません。
ワキガ対策用のデオドラントや制汗剤が多く存在しています。
永久的に毎日こまめに塗り続けなければならないという面倒臭さと、買い続けなければならないのでコストもかかります。
ワキガ治療をすると、その日から臭いが改善するので、デオドランドや制汗剤に頼る必要が少なくなります。
お財布にも優しく、何より臭いがなくなったことで自分に自信がつきます。
この機会に、ワキガの原因と治療法について学んでいきましょう。
ワキガ症(腋臭症)とは
脇の下から通常の汗の臭いと違った特有の臭いを発する症状のことです。
通常、思春期から臭いが強くなります。
日本人の10人に1人が発症するといわれていますが、その程度は個人差があります。
ワキガの原因は?
ワキガの原因はアポクリン汗腺から分泌される汗です。
この汗に含まれている少量の脂肪酸が皮膚の細菌によって分解されて、悪臭を発するといわれています。
アポクリン汗腺は腋窩以外に外耳道や陰部にも存在します。そのため、すそワキガという陰部のワキガ症を一緒に持っていたり、耳垢が湿っていたりする場合があります。
ワキガの自己チェック
嗅覚には慣れがあり、同じ臭いをずっと嗅いでいると臭いを感じにくくなります。
したがって、ワキガを臭いで自覚できるひとは多くありません。
ワキガは、遺伝することも多いので、ご家族も同様の症状を持っていることがあり、この場合にはご家族から指摘してもらうのも難しいことがあります。
ワキガを疑うチェック項目を下にお示しするので、気になる方はチェックしてみてください。
1、家族や親戚にワキガの人、またはワキガ手術を受けた人がいる。
2、自分の腋のニオイが気になりだした年齢は小学校高学年から20歳くらいまでの間である。
3、シャツに黄色い汗染みができる。
4、汗をかいた後にニオイが増強する。
5、耳垢(みみあか)が湿っている。
複数あてはまる場合には、気が許せる知人や医療機関に相談してみても良いかもしれません。