<Q&Aシリーズ>ワキガの原因と治療方法を教えてください② 治療編

いただいた質問に回答していくシリーズ、今回はワキガについて②。

治療編です。

 

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治療法は大きく分けて4種類あります。

順に解説していきます。

 

 

ワキガの治療方法

1、ボツリヌストキシン注射

わきが・多汗症には手術が良いのはわかるけれど踏み出せない。そんな方におすすめの治療です。

臭いの原因となる汗の分泌を抑えます。

効果は半年ほど続きます。夏の暑い時期に臭いが気になる方は、春ごろに注射すれば、1シーズンに1回の注射で済むこともあります。

ダウンタイムは、ほとんどありません。

 

2、剪除法、吸引シェービング法

これは、皮膚の裏にあるアポクリン汗腺を除去する方法です。

剪除法は腋の皮膚を3~4cm切開し、皮膚の裏のアポクリン腺を直接見ながら切除します。すべての治療法の中で、最も効果が高いとされています。

治療時間は30~60分ほどで、効果は半永久的です。

吸引シェービング法は、数mm皮膚を切開し、そこから吸引管を挿入してアポクリン腺を吸引除去します。傷が小さく目立ちにくメリットがありますが、剪除法と比べると効果が劣る傾向にあります。

こちらも、治療時間は30~60分ほどで、効果は半永久的です。

どちらも、アポクリン腺と同時に毛根も除去するので、腋毛が薄くなります。

 

3、ミラドライ

電子レンジと同じマイクロ波を照射し、アポクリン腺を破壊します。

傷ができないメリットがあります。

1回で臭いが十分に改善せず、数回の施術が必要になる場合があります。

 

4、レーザー脱毛

レーザー脱毛することで、毛がなくなり、毛の付属機器であるアポクリン腺も減少します。これにより、ワキガも改善します。

 

組み合わせることも

上記の方法を組み合わせることもあります。

思春期の腋毛が生えてくる時期にワキガを発症することが多いです。

腋の永久脱毛を希望される場合、永久脱毛を先にして、ワキガの改善が十分に得られなければボツリヌストキシン注射や手術を追加するといった組み合わせです。

 

自分にあった治療法を選ぶためには、医療機関で相談してみてください。