<Q&Aシリーズ>脂肪吸引の術後経過

  

いただいた質問に回答していくシリーズ今回は、脂肪吸引の術後経過について。
Q、脂肪吸引術後経過について。

1週間前に脂肪吸引 溶ける糸リフト12本しましたが肌が柔らかく顔がボコボコになってジャガイモみたいになりました。
これは1ヶ月後くらいには普通になるのでしょうか。f:id:kony10:20220306161139j:plainf:id:kony10:20220306161214j:plain
 
さて、では今回は脂肪吸引術後経過について解説していきます。

 

顔の脂肪吸引

初めに

フェイスラインをシャープにさせる、小顔にさせる施術方法として、大きく5つに分類できる。

  1. 脂肪の減量
  2. 筋肉の減量
  3. 骨の減量やプロテーゼによる形態変化
  4. 糸によるフェイスリフト
  5. 切開によるフェイスリフトと余剰皮膚切除

今回、脂肪の減量をする方法として脂肪吸引を解説していきます。

 

 

 

こんな人におすすめ

・脂肪でフェイスラインがぼやけている方

・二重あごを解消したい方

・丸顔からⅤラインフェイスにしたい方

・1回の処置でしっかり脂肪を減らしたい方

 

施術方法

施術時間は30分~60分です。

寝る麻酔をして、寝ている間に行うこともできます。

まず、局所麻酔をします。

耳たぶの後ろを2mmほど切ります。

細い管(カニュレ)を切ったところから入れて、陰圧で吸引します。

術後はフェイスバンドを24時間以上巻いて、皮下出血などを予防します。

 

合併症

  1. 術後疼痛:2日程度強めの疼痛があるが、3日目から軽快してくる。
  2. 腫れ:大きな腫れは1週間程度でおさまる。
  3. 内出血:最初1週間は皮膚が紫になり、次の1週間で黄色くなり治癒する。
  4. 手術瘢痕の拘縮:術後数週間で吸引した部分が硬くなるが、数か月でなじむ。
  5. 知覚異常:感覚の異常が数か月持続する場合がある。
  6. 凹凸:数か月で改善することが多いが、再施術が必要になることがある。

 

質問への回答

Q、脂肪吸引術後経過

A、脂肪吸引術後は多くの場合、多少の凹凸が生じます。ほとんどの場合で、吸引した部位のマッサージをするなどすることで、馴染みます。

しかし、吸引ムラが強く凹凸が出た場合には、再吸引などの修正が必要になる場合があります。

いずれにせよ、3か月ほど経過してどうなるかを待つ必要があります。

今回は糸リフトもしており、糸リフトによる凹凸の可能性もあります。

この場合には、糸の調節が必要になる場合があります。糸の調整はできるだけ早期に行うことが望ましいです。

したがって、糸リフトを一緒にした場合には、施術を受けたクリニックで診察を受けることをお勧めします。