「さよならの夜食カフェ-マカン・マラン おしまい」古内一絵

読んでよかったオススメ本を紹介するシリーズ。

今回は「さよならの夜食カフェ-マカン・マラン おしまい」

 

 

 

はじめに

夜食カフェーマカン・マランの店主、ドラグクイーンのシャールが苦しむ人たちに寄り添う。

久しぶりに感動して、涙が溢れた。
4話で構成され、様々な生き様の人物が登場する。
共通しているのは、生きる元気をくれる結末。

 

作者の古内一絵さんとは

東京都生まれ[2]日本大学芸術学部映画学科を卒業する[1]2010年、「銀色のマーメイド」第5回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞する(刊行時『快晴フライング』に改題)[3]。同賞の受賞記者会見に出席した、同じく特別賞を受賞した浜口倫太郎が「とても上品で素敵な方だった」と自身のブログで語っている[4]。映画会社(大映角川映画[要出典])勤務を経る。2009年に退職する[5]。以降、中国語の翻訳家として活躍している[2]2017年、『フラダン』で第6回JBBY賞(文学小説部門)を受賞する[6]

古内一絵 - Wikipedia

 

あらすじ

第一話
周りの友達と心を許し合うことができない高校生の希美だったが、針子さん達との生活の中で幸せを感じていく。
母親は病弱で、出産できないと言われていた中で、授かった希美。無理なんかしなくても、希美は両親にとっての「希望」そのものなんだよ。

第3話
シングルマザーの母親からの愛をあまり感じられずに育った子。
グラビアアイドルからセレブ婚をして、特別な幸せを掴んだかのように感じたが。夫には愛人ができ、自分の妊娠が発覚。夫は妊娠継続を希望しない。
離婚して、お腹の子を育てていこうと考える中で、母から自分が受けた愛に気づいていく。
久しぶりに会う母に、一言だけ伝えようとおもった。「お母さん、私を産んでくれてありがとう。」
私たちは、この世界に生まれた瞬間から、誰もがみんな「特別」な存在だったんだよね。

 

マカン・マランシリーズ

マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ
女王さまの夜食カフェ マカン・マラン ふたたび
きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび
さよならの夜食カフェ マカン・マラン おしまい

 

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